おすすめ おすすめスマホ・関連グッズ

Nubia Z70 Ultraレビュー|日本版の実力と注意点

Nubia Z70 Ultraレビュー|日本版の実力と注意点

Snapdragon 8 Eliteや35mm物理可変絞りカメラを搭載し、ついに日本でもSIMフリー対応として登場した「Nubia Z70 Ultra」。
一見すると、ハイスペックかつ高コスパの理想スマホに思えますが、実際には注意すべきポイントも存在します。
本記事では、そんなZ70 Ultraの強みと弱点を包み隠さずレビュー。
購入前に知っておきたいリアルな使用感をお届けします。

Nubia Z70 Ultra日本版の真価とは?

【結論】最先端のスペックを搭載しつつ「注意点」もあり

コスパは最強、でも万人向けではない

Z70 Ultraは、Snapdragon 8 Gen 3相当の「Elite」チップと16GB RAM/512GBストレージの組み合わせを備えた超ハイスペックモデルです。
ディスプレイは6.85インチの1.5K AMOLED、リフレッシュレート144Hz、さらに6150mAhという超大容量バッテリーも魅力。
スペック面だけを見ると、10万円以下では考えられないレベルの内容です。

特に注目すべきは、物理的に可変する35mmメインレンズ。スマホカメラに一眼レフ的な描写力を加えたことで、写真愛好家からも評価を集めています。

しかし、万人におすすめできるかと言えば、そうではありません。
UI(ユーザーインターフェース)のクセや発熱のしやすさ、アプリの通知が届かないといった海外機特有の課題も一部に存在します。
価格・性能面では確実に「買い」ですが、そうした細かい仕様や運用のクセも理解したうえで選ぶべき端末です。

特長1:Snapdragon 8 Eliteの性能でゲームも快適

熱対策やバッテリー持ちの強さも注目

Nubia Z70 Ultraの最大の魅力のひとつが、Snapdragon 8 Gen 3と同等の処理性能を誇る「Snapdragon 8 Elite」の搭載です。
Antutuベンチマークでも150万点を超えるスコアを記録しており、原神やCOD:Mobileなどの重めの3Dゲームも高画質設定でヌルヌル動作します。

さらに、Z70 Ultraはバッテリー容量が6150mAhと非常に大きく、長時間のゲームプレイにも耐えるスタミナを持っています。
実際のレビューでは、画面輝度を上げた状態でも5~6時間の連続プレイに耐えるとの声が多く見られました。

加えて、REDMAGICシリーズ譲りの放熱設計も健在で、長時間のゲームプレイ中でも端末の熱が過度にこもることは少なく、比較的安定したパフォーマンスを維持できる点も高評価です。

特長2:35mm物理絞りのメインカメラ性能

一眼ライクな描写とボケ感

Z70 Ultra最大の個性とも言えるのが、35mm物理可変絞りを搭載したメインカメラです。
スマホカメラで35mmという焦点距離は極めて珍しく、一眼カメラに近い自然な画角と構図が楽しめます。
また、可変絞りによりF1.6~F4.0の間で絞り値を物理的に調整可能なため、背景のボケ具合を自由にコントロールでき、被写体を際立たせた写真が撮れます。

解像度は50MP(5000万画素)と非常に高く、細部までくっきりと描写され、風景やポートレート撮影にも強い印象を受けます。
加えて、AI補正の効き方も過度ではなく、自然な色合いに仕上がる点も好印象です。

特にマニュアルモード(プロモード)の性能が優秀で、ISOやシャッタースピード、ホワイトバランスなど細かい設定が可能。
撮影にこだわりたいユーザーにとっては、スマホの枠を超えた撮影体験ができるでしょう。

特長3:日本対応バンドで4キャリアOK!

docomo/au/SoftBank/Rakutenに対応

Nubia Z70 Ultra日本版は、SIMフリーモデルとしてdocomo・au・SoftBank・楽天モバイルの主要4キャリアすべてに対応しています。
技適マークも取得済みで、法的にも安心して国内利用が可能です。

対応バンドも豊富で、5G(n1/n3/n28/n41/n77/n78)に加え、4G LTEの主要周波数(B1/B3/B8/B18/B19/B26など)にも対応しており、都市部だけでなく郊外でも快適な通信が見込めます。
SIMカードを差し替えるだけで使えるので、乗り換えや2台持ち運用にも最適です。

IP68等級の防水防塵仕様もあるため、アウトドアや災害時の備えとしても安心。
さらに、USB-CポートやeSIM非対応など物理的な安定性を重視した設計がされているため、国内利用における相性は非常に高いといえるでしょう。

注意点:UIのクセ・発熱問題も要検討

海外ROM由来の癖や不具合報告も

Nubia Z70 Ultraは、ハード面では申し分のない高性能スマホですが、ソフトウェア面においては一部注意が必要です。
ベースとなるOSはAndroidですが、独自UI(MyOS)を採用しており、日本語対応は完璧ではありません。
一部の設定画面が英語のままだったり、通知の制御が複雑だったりと、使いこなすには慣れが必要です。

また、SNSやレビューサイトでは、発熱のしやすさやアプリ通知が届かない、LINE通話が安定しないなどの声も散見されます。
とくにバッテリー管理系の制御が強いため、バックグラウンドアプリの挙動に違和感を覚える場面もあるでしょう。

さらに、技術的には技適マーク付きで問題ないものの、ソフトウェアアップデートが少ない、または不透明な点もリスク要因として挙げられます。
セキュリティやUI改善が長期的に保証されるかという面では、大手メーカーと比べるとやや心配が残るのが正直なところです。

そのため、Z70 Ultraは「ある程度のスマホ知識がある中~上級者」におすすめ。
初心者や完全日本語対応を重視する人には、他機種を検討する余地もあります。

よくある質問(FAQ)

Nubia Z70 Ultraは技適対応ですか?

日本版は技適マーク付きで安心して使用できます。

カメラの35mmレンズは何が違う?

一眼カメラに近い焦点距離で自然な画角と美しいボケが魅力です。

発熱やバグなどの不具合はありますか?

一部で発熱やアプリ挙動に不安定さの指摘があります。
ファームウェアの改善に期待です。

▶ Amazonで最新価格をチェック

-おすすめ, おすすめスマホ・関連グッズ