
在宅ワークや省スペースPCが注目される中、性能・価格・サイズのバランスを兼ね備えた「GMKtec G10」が話題です。
Ryzen 5 3500Uを搭載し、3画面8K出力、最大16TBのストレージ対応と多機能ながらコンパクト。
とはいえ「本当に快適に使えるの?」「N100などより優れてる?」と疑問を感じる人も多いはず。
この記事では実際の使い勝手や性能をレビューします。
小型高性能!GMKtec G10 ミニPCとは?
【結論】Ryzen 5+豊富なポートで万能PC
高コスパ&拡張性に優れた万能型
GMKtec G10は、AMD Ryzen 5 3500U(4コア8スレッド/最大3.7GHz)と16GB DDR4メモリ、512GB NVMe SSDを搭載したハイバランスなミニPCです。
一般的なブラウジング、YouTube視聴、Office業務はもちろん、画像編集や軽い動画編集といったやや負荷の高い作業でも快適に動作。
Vega 8 GPU内蔵により、グラフィック処理もエントリー向けCPUより明らかに上です。
最大の魅力は「ポート構成と拡張性」。
HDMI/DisplayPort/USB Type-Cの3画面出力に対応し、8K出力も可能。
しかもUSB3.2ポート×3、2.5Gbps LAN、WiFi5・Bluetooth 5.0も備え、接続性はノートPC以上。
SSDは最大16TBまで拡張でき、メモリも最大64GB対応とまさに万能型です。
コンパクト筐体(約500g)でファンノイズも控えめ。
デスクに収まりやすく、VESAマウントでモニター裏にも設置できます。
実際にAmazonで購入したユーザーからは「在宅作業用に理想的」「エントリーCPUと違って動画がカクつかない」といった声も多数。
このように、価格帯を考えるとGMKtec G10は「今買えるミニPCの中でも特にコスパが良いモデル」と言えるでしょう。
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なぜGMKtec G10が選ばれるのか?
静音性・拡張性・3画面出力すべてが揃う
GMKtec G10が多くのユーザーに選ばれている理由は、ただスペックが高いだけでなく、「静音性」「拡張性」「映像出力性能」の3点が揃っている点にあります。
まず注目すべきはCPU。
Ryzen 5 3500Uは第2世代Zenアーキテクチャを採用し、4コア8スレッドで動作。
ベース2.1GHz、最大3.7GHzの処理性能により、複数タブを開いたWebブラウジングや軽い動画編集、Zoom会議などを同時にこなせます。
さらに、最大の特徴はトリプルディスプレイ&8K出力対応。
HDMI、DisplayPort、USB Type-Cの3系統すべてが同時使用可能で、4K×3の3画面マルチディスプレイ環境を構築できます。
これにより、自宅での作業効率が飛躍的にアップします。
ストレージやメモリの増設性も優秀です。
標準で512GB NVMe SSDを搭載しつつ、最大16TBまで拡張可能。メモリも最大64GBまで対応するため、「あとで足りなくなった…」といった不安を解消します。
その上、USB3.2 Gen2ポート×3や、2.5Gbps LANポートを備え、ローカルネットワーク転送も高速。
WiFi5・Bluetooth 5.0も完備し、ワイヤレス環境でもスムーズです。
また、静音性にも配慮されており、ファン音は控えめでリビングや書斎でも気にならないレベル。
省スペース設計なので、モニター裏に設置するVESAマウントにも対応しています。
他モデルと比べてどうなの?N100世代との違い
Ryzenならではのグラフィックと処理力
最近ではIntel N100やN200を搭載した格安ミニPCも増えてきていますが、GMKtec G10が搭載するRyzen 5 3500Uは、それらと明確に一線を画します。
まず、Ryzen 5 3500Uは4コア8スレッドで最大3.7GHz動作。
対してN100は4コア4スレッドで最大3.4GHzと、単純なスペックでも差がありますが、実際の体感では「マルチタスク処理」「グラフィック描画」「応答性」で大きな差が出ます。
特に注目すべきは内蔵GPUの性能。Ryzen 5にはRadeon Vega 8が統合されており、YouTube 4K再生や軽い画像編集、マルチモニター環境でもスムーズに動作。
N100のIntel UHD Graphicsと比較すると、処理能力は約2〜3倍と評価されています。
また、拡張性の面でもRyzen搭載のG10は有利です。
N100モデルではメモリ固定(オンボード)やストレージ換装不可な機種も多いですが、G10は最大64GBメモリ/最大16TB SSDに対応。将来的に用途が増えても安心して使い続けられます。
通信機能にも違いがあります。
G10は2.5Gbps LANを搭載しており、NASなどを使った高速データ転送やIPTV用途にも対応可能。
一方でN100モデルは1Gbps止まりのことが多く、ネットワーク性能に制限があります。
【購入前に確認】気になるポイントとは?
ファン音・発熱・スペックの選定に注意
GMKtec G10は非常にバランスの取れた高性能ミニPCですが、購入前に確認しておきたい注意点もいくつかあります。
まず、搭載CPUであるRyzen 5 3500Uは2019年登場の「Zen+」世代です。
もちろん現在でも十分な性能を発揮しますが、最新のRyzen 7000番台やIntel第13世代などと比べると消費電力あたりの効率やAI処理支援機能ではやや見劣りする点があります。
また、発熱とファン音についても要注意。
高負荷時や3画面出力を長時間行った場合、筐体内部がやや高温になることがあります。
G10はファン付きで静音設計ではありますが、完全なファンレスではないため、無音を求める人には少し物足りないかもしれません。
拡張性の面では優秀ですが、対応しているストレージはM.2 NVMe SSDに限られています。
2.5インチSATA HDDやSSDは取り付けできないため、手持ちのドライブ流用を考えている方は注意が必要です。
さらに、USB-Cポートが1基とやや少なめなので、複数のUSB-Cデバイスを使いたい場合はハブなどの拡張アクセサリが必要になります。
これらを踏まえ、「予算3万円以下でコンパクト&多機能なPCが欲しい」というニーズには非常にマッチしていますが、用途や周辺機器との相性を事前に確認しておくことが、後悔しない選び方のポイントです。
よくある質問(FAQ)
GMKtec G10はどんな用途に向いていますか?
Office作業、動画視聴、テレワーク、簡単な画像編集など幅広い日常用途に最適です。
メモリやSSDの増設は可能ですか?
最大64GBメモリ、最大16TBまでのSSDが増設可能で、将来的な拡張性も安心です。
8K出力や3画面表示はどのポートで使えますか?
HDMI、DisplayPort、USB-Cの3系統で同時出力可能。
4K×3または8K単独出力に対応しています。